入院した際にかかる費用

入院したらどれぐらい費用がかかるのか。

意外とこうした金額については想像がつかない方も多いのではないでしょうか。

実際に入院することは人生の中でもそうないことですし、入院すると言っても短期から長期に至るまで様々ですし、病気や怪我の内容にも大きく左右されます。

ですのでなかなかイメージが掴み辛い方は多いのではないでしょうか。

まず考えられるのが医療費やお薬代ですが、医療費の自己負担比率は現在のところ30%なので、何かの事情があって保険証が使えないということのない限りこうした医療費やお薬に使うお金は補助が下ります。

では補助が下りない部分はどこなんだろう? と考えていくと実際に入院した場合のシミュレーションが出来てきます。

例えば食事代です。

意外に思われるかもしれませんがこれは補助されるものには含まれず患者が全額負担することになります。

もちろん一日何千円もするような豪華な食事が出るわけではありませんが、長く入院すればそれだけお金がかさんでくることは簡単に想像出来ます。

また差額ベッド代と呼ばれる実際に寝起きするベッドにかかるお金や、他には寝具の貸し出し料やシーツなどの洗濯費用なども患者が自己負担しなければならないものになります。

細かい次元の話になってきましたが、しかしこう考えてくると自分が入院したらどうなるのかがうっすらと見えてくるのではないでしょうか。

テレビを見るためのお金や病院でモバイルを使うためのお金、もしくはあまり健康には良くありませんがタバコを買うためのお金や家族の交通費や郵便代、自分でやっぱり新聞や雑誌を売店で買って読みたいという方のための購読費……もちろん普通の生活費と変わらない出費も多々ありますが、色々不自由が多そうな入院生活が見えてきました。

さて、具体的な金額はどれほどなのか統計から紹介すると平成17年に厚生労働省が行った患者調査によれば一日の自己負担額は平均14,700円という結果が出ています。

ちなみに入院日数は37.5日間なので、大体一ヶ月ちょっと入院して退院というのが平均的な入院の姿であると言えます。

単純に一日15,000円で40日過ごしたと考えると総額は60万円となります。

このうちどこまで保障で補ってもらうのかを考えるのが、保険選びの鍵となります。
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