治療中の病気があると医療保険には加入できないの?

保険会社にとって保険を払うのは負担になってしまうリスクがあるから、もしも治療中の病気があることを知られたら断られそう……と思う方も多いのではないでしょうか。

あまり品のいい詮索ではないかもしれませんが、でも実際に医療保険の加入条件などを読んでみると色々制限がついていたりしてややこしく感じたり、また心配されたりする方もいるでしょう。

実は、これまでの医療保険では申し込み時に過去五年以内の病歴や入院・手術歴などの告知が必要になっていました。

医師の診断書などをもとに保険会社が審査し、それによって加入出来るかどうかを判断するわけです。

この場合診断内容によっては加入が不可能であるというケースも多く、あるいは治療中の病気以外の病気ならサポート出来るという条件付きで加入出来るというのが主な傾向です。

最近ではそうした加入条件はやや緩くなっており、申し込み時の診断書が必要ではない保険や、診断書は必要ですが従来に比べて簡単で、糖尿病のように完全に治すのが難しい病気に見舞われていても加入出来るタイプのものが増えています。

ただしこの場合保障のされ方はまちまちで、診断書がいらないタイプの保険では加入後90日経過後から保障してもらえるものや後者のように診断書が簡単なタイプの場合は1年以内は保障が半額に削減されるというものもあります。

つまり加入出来る間口が広くなった代わりに保障としては従来のものほどは望めない、ということになります。

ですが間口が広くなったこと自体は、入れる人が増えたということでより保険が身近になったということです。

また、ひとまずこういった保険に加入しておき病気が完治してから改めて従来の医療保険に入り直すという方法もあります。
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