定期医療保険とは、ある一定の期間だけ保障をしてもらえる保険のことを指します。

一定の期間だから「定期」医療保険と呼ばれ、つまり一度契約してしまうと一生涯保障される終身保険とはその点で違ってきます。


この定期医療保険には更に二種類のタイプがあります。

一つは全期型医療保険と言います。

これはある特定の期間だけ保障してもらうように定められた保険です。例えば満60歳までとか、加入してから10年間とかいうように、長いスパンで保障されることを最初に考えた上で組まれているのが特徴です。

そしてもう一つは更新型医療保険と呼ばれるもので、その名前が示す通り一定期間を過ぎると更新していくことに重点が置かれます。

こちらは次の更新までの間隔は比較的短く、例えば五年を区切りにしたものが挙げられます。

保険料は基本的に歳を重ねるにつれて高まってくるものです。つまり、老いてから保険に入ることはそれだけ経済的な負担を背負うことになるのです。

これは老いることがそのまま健康面で様々な疾病や怪我を負いやすくなることとも絡んできます。

誰だって老いるにつれて取り返しのつかない怪我を負ったり、癌などが見つかったりするという危険からは逃げられません。

こうした場合、定期医療保険では病気が見つかったから新しく入り直すというのはとても難しくなってきます。

本当に一生涯、どんな病気や怪我に見舞われてもサポートしてもらいたいという方には終身保険の方が支払う保険料の総額という面から見てもお得であると言えます。

逆に言えば、終身医療保険に加入しながら保険内容に厚みを持たせたい方や一旦は保険に入りつつ自分にとってもっとしっくり来た保険を探したいという短期的なオプションとして考えれば、定期医療保険を選んでみるのも一つの手です。